佐倉地区インフラ問題 佐倉地区インフラ問題_2023

下米内町内会の飲料水インフラの課題について

2023年5月13日

令和5年度第2回役員会の佐倉地区の方々との懇談より

令和5年5月13日

下米内町内会の飲料水インフラの課題について

下米内町内会会長 松 本 範 雄

 現在、下米内町内会には上水道が整備されていない地区があります。

そのため、自家水道施設を運用しています。自家水道施設とは、施設で利用する「水」を地方自治体等の上水道から調達するのではなく、「水」そのものを確保するという施設です。一般的には敷地内に井戸を掘削し、地下水を汲み上げ、水処理装置で浄化して利用することになります。施設では、地下水の水質保全や飲料目的でろ過装置などを24時間稼働しています。施設は、地区の住民が組合員として加入して運用しています。

 しかしながら、施設を運用している佐倉地区から次のような問題の相談を受けています。

「現在の佐倉地区は高齡化及び若い人の流失で世帯数が12世帯まで減少し、限界集落となっています。また我々の地域は市街化調整区域になっており、今後の地域の発展も望めず生活に不安を抱えており次にあげる問題点の解決策を相談したいと思います。

 生活インフラの基本である飲料水に関して

 ①昭和61年盛岡市より約1000万円の補助をうけ、各家庭80万円を負担して組合の運営を始めることとなりました。

 ②22年が経過した平成20年、設備の老朽化が進んだことから更新が必要となった為、市の補助約600万円、各家庭約13万円の負担により設備の更新を行った。

 ③平成21年コンクリート製水槽の経年劣化した為、市からの補助金約300万と各家庭6万円の負担によりFRP(繊維強化プラスチック)水槽を新設した。

 現在設備を更新してから約15年が経過しております。今後組合員の高齢化に伴い、今までのような各家庭の高額負担、設備の維持管理が難しい状況にあり、できれば盛岡市の水道事業のお世話になることができないものか組合員の切実な願いであります。

下米内で上下水道が完備していない地区は佐倉だけではありません。大豆門、一本松、馬場野、伊勢沢も同様です。このような課題を地区だけではなく下米内町内会の課題として取り上げていくつもりです。

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