ジャガ根クラブ

ジャガ根クラブ

 平成11年(1999)に山岸地区民生委員協議会が児童の健全育成を目標に、山岸児童センターと共催で結成したものである。地区の老人クラブの方々の協力もいただいている。

 児童の放課後や土曜日の活動の一環として、山岸児童センターを利用する子どもたちが自然や土に親しむように、手間のかからない作物の植え付けと草取り・除虫、そして収穫と都合3回の作業で収穫できる作物を栽培する。そのためにジャガイモと大根が選定され、名前の由来ともなっている。

 場所は、下米内一丁目の盛岡市水道中津川取水場の東隣にある杉村禮司所有の畑を使っている。

 ジャガイモは4月末に植え付ける。40センチ間隔で種芋を置き、その上に土をかける。6月には草取りと虫取りする。8月初めに収穫する。

 大根は8月中頃に、高く盛った畝に40センチごとに種を2~3粒置き、土を軽くかけ、その後は9月に草取り・虫取り、10月末に収穫する。

 草取り・虫取りには子どもたちは大はしゃぎで、「先生、ミミズ大きいよ」「この虫、なーに」「あっ、ダンゴ虫だ」。テントウムシだましはぺットボトルに捕獲、毛虫を手のひらに乗せて観察する子もいる。皆、草取りそっちのけで時間が経つのがあっという間だ。

 収穫はまたまた大賑わいである。「このジャガイモ、大きいぞ」「たくさんついているよ」「赤いよ」「ネズミにかじられている」「ねずみがでたー」「ながいのあるよ」「先生、写真撮って」。小さいものを全部集めて終了。大根の収穫は「抜けないぞ」「太いぞ」「折れた」「横にひくと折れるよ」「重くて持てない」等々、白くてきれいな大根の収穫。

 それぞれの収穫の後は、地区の老人クラブの方々が作ってくれたゆでジャガ、カレーライス、風呂吹き大根、大根がたくさん入った豚汁を全員で味わう。児童・保護者・老人クラブがこの場で交流する。

 平成26年(2014)に和敬荘職員が保健推進委の健康相談や高齢者の健康指導を行ったときに、児童と高齢者交流事業が行われていることを知り、「ジャガ根マーチ」を作詞・作曲してくれました。
 「ジャガ根マーチ」
1.みんなあつまれ きょうもげんき  ラララララララ
  かがやくひとみ あかるいえがお たのしくおどろ
2.あ一おいそらと か一わのながれ ラララララララ
  このまちがすき ぼくもわたしも たのしくうたお
  てびょうし(タタタン) くちぶえ (タタタン)
  てびょうし(タタタン) スマイル (タタタン)
  ジャガこんマーチ (それ) ジャガこんマーチ (イェーイ)

2022年1月29日

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