佐々木舘

佐々木舘

 佐倉地内の舘山は佐々木舘とも呼ばれている山城の跡であります。佐々木一族の居城で東は米内川に面し、大手口となり、南面は切り立って裾は盛岡平野に広がり、北方の米内沢方面に備えた舘作りだと云われています。

 中世期以前の事と思われますが、まさかと思っていた端午の節句の朝、敵襲にあい落城したと伝えられていますが、詳細な記録がなくわかりません。

 舘の南裾の寺並に住む佐々木姓の人々は城兵のかかわりの人々の子孫で、端午の節句の行事は行わない習わしと聞いています。

 今は土塁が古時の面影を残し、西の郭後に佐々木舘之碑が建っています。

2022年1月29日

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