伊勢の沢

伊勢の沢

 下米内字伊勢の沢、米内川の左岸を米内発電所放水管前を通って米内川大渕の岸辺のすこし上手に伊勢の沢部落があります。

 今から約二百年程前の事です。伊勢神宮の神官が禰宜の位に就任の争いに破れ、逃れて奥州に下り、この地に隠れ住み、土地の長となったので人々は伊勢の人が住んでいる所の意味で伊勢の沢と呼んだと伝えられています。

 この附近は清水の流れる沢水が多く、さわがにが棲息していました。又、清水の溜り場には全身ねずみ色をした井守に似てそれより少し大きい二十センチ位の動物が住んでいるのを見かけましたが、今考えると、山椒魚ではなかったかと思っています。

2022年1月29日

PAGE TOP